セブ島−潜って食べて−
高尾広明
6.食べ物2 |
豚の丸焼き 常連A君は滞在中に一度は、ダイブショップに来ている他の常連客やスタッフを呼んでパーティを開きます。誕生日や、ライセンスを取得した時も良くパーティが開かれるとのこと。A君は私もパーティに参加できるよう、私が到着し、他の常連が帰国する直前のタイミングを選んでくれました。パーティはダイブショップのマネージャーの家で行われ、そのフィリピン人の奥さんが料理を作ってくれます。この時のハイライトが子豚の丸焼き。子豚は生きている状態で数日前に買ってきて、名前をつけて調理の日までその家で飼っておいたそうです。今回の豚にはAという名前が付けられたそうで、今日はAがAを食べる、という事に相成ります。豚は丸々を姿焼きしたもので、切り分ける前に全員に披露され、主催者のA君と主要な客が豚を前にして記念写真を撮りました。何組かの写真を取り終えたところで、ベテラン風のおじさんが現れ、長い包丁と大きなフォークを使って切り分けていきます。この辺、考えようによってはちょっとグロですが、実際は全てフィリピン流に陽気に進行していきます。 レストラン、食堂 朝は買い置きの野菜、バナナ、果物、そしてパンでした。ちなみにパンはあまり美味しくなかった。高温多湿で蟻、ごきぶり、その他正体不明の虫が豊富なので、保管は冷蔵庫となり、これも不味い原因かも。 昼は近くの食堂。地面(一部コンクリート)に安物のテーブル、椅子を置いただけ、屋根はトタンのさしかけ程度です。パットに入った出来合いのおかずが数種類置いてあり、この中から好きなものを選びます。インゲンの煮付け、ゴーヤの煮付け、野菜炒め、豚角煮、魚のから揚げ、鶏肉そぼろ、はるさめ?等々。味付けは醤油(魚醤?)風、甘辛味、で香辛料が強いということも無く、私にはどれも美味しかった。一皿20〜30ペソ、ご飯をつけても締めて150円位。出遅れると出来合いは売り切れている場合が多く、その場合はメニューから注文します。出来合いと似たような料理もありますが、魚丸々一匹料理してもらったり、肉料理、スパゲティ等もあります。値段は様々ですが、400〜500円位、初めから調理するので時間が掛かるのが難点です。 夜は海に面したレストランに行きます。ローカル料理と他に多いのはイタリアンで、本物の窯を備えてピザを売り物にする店もあります。スパゲティもピザも肉料理のソースも皆美味い。A君の調査済みの店ばかりなので当然かもしれません。しかし、スパゲティの茹で方は口をすっぱくしてアルデンテと言ってもほとんど茹ですぎでした。カップラーメンの麺もゆるゆるにして食べるそうで、フィリピンではご飯が堅い分、麺は全て柔らかくが好まれると言ってましたが・・・・ |
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