お隣の韓国は、日本がおつきあいするのに難しい国だ。でも仲良くする努力はしないといけません。朝鮮民族の体質を知ることが、理解につながると思うから、以下に本の内容を紹介したい。
『朝鮮民族を読み解く』(古田博司著)は面白い。読むと少し朝鮮族がわかった気がします。
以下は、本の抜粋ですが、正確かどうかは保証しません。引用する時は自分で確認してください。
- 朝鮮民族は親しくなると、とてもよくしてくれる。これには反対給付が必要で、突然、知人を何人も連れて訪問してくることがあり、その時は真の友人関係ならばいっさい遠慮はしないという甘えでくるから、それを受け止めるのが信頼関係の基礎。断ると、それで関係が終わる。韓国は毎日、用もないのに友人とあう。これはその為である。一人で食べるのは奇異。(最近は変化)
- すなわち人間関係では密着か疎遠になる。信頼の人間関係は自分の宗族に、学閥と狭い地域の同郷意識が元になる。これがウリ。外部がナムとなる。
だからコネに基づく不法な関係に行きやすい。(一人が偉くなると、たかるのが当然という風土)
- 親族主義は宗族(男子の単系血族)中心。それは祖先発祥の地(本貫)を冠した同族名で示される。族内結婚は禁止である。これは李氏朝鮮(14世紀から)からのことである。中国コンプレックスの李朝が中国をまねをした為である。
- 日本のような義理や、華僑のような信がなく、親の代から子の代になれば新たな取引というように恐ろしいほどにドライ。
- 李氏朝鮮(14世紀から)が徹底的に儒教を広める。朱子学は自己を君子として、他は禽獣に近きものとして侮蔑して自己の精神的勝利をうたう。
接待業は卑しめられ、中小企業は事業を恥じて育たず、法曹界、学界、政界志向。
財閥という大企業がまだはびこるのが韓国。(今の大韓民国はサムソングループが国富の20%を占めると聞いたことがあります。)
- 李氏朝鮮が徹底的に儒教を純化した。
朱子学(そもそもモンゴルに攻められた宋から生まれた学問)だから、自分たちと他をわける上で理(自分たちの正しさ)が必要になり、それを必要以上に強調する。
- 他を道徳的に屈服できればいい。全民族が一致して道徳的に屈服させようとするのが日本である。
- 事大(大の中国に事える)主義→中国に侮辱されたくない→中華の礼儀を身につける→朱子学の徹底的実践→清(女真族)への侮蔑、日本侮蔑→小中華主義(明の中華文明を継ぐのは我々朝鮮)→小国の現実から乖離して大国の楽観→攘夷思想→汎韓民族史観→太古、自分たちが中原の民族でアジアの中心、漢族に追われて朝鮮半島に来て、日本はその一部が作った。(北朝鮮の主体思想にもつながる考え方。ソ連なきあと真の共産主義は北朝鮮)
- 朝鮮は外国のシステムやイデオロギーを直輸入して、それをさらに純化させエスカレートさせる傾向がある。
- 民衆はたかる。貴人富者はたかられる。下賜は恩情、たかりは再分配。これは雇用者の”せかし”と労働者の”じらし”になる。社の上役のみに気をつかう。ウリの関係の中のヌンチ(上位者に対する気の使い)精神もある。上位者の顔色を常に見ていくのがヌンチ。
- ハン(恨)とは「伝統的規範から責任を他におしつけられない状況のもとで階序型秩序で下位におかれた不満の累積と解消願望」ここにつけこんだのがキリスト教。キリスト教が土着化して本家よりも純化ということになりそう。(統一教会)
- 野会(野遊会)はのんきな遊びで儒から開放された野は限りなく下品で明るい。ともかく、ナムには無関心、勝手に喰ったりだから気楽は気楽。おかしければ素直に笑う。
また、昔、日経ビジネス(93.9.20)に「先進国型経済を目指す韓国(水野順子)」という記事がでてました。次のような内容です。これも引用する時は、原典で確認してください。
- 韓国は血統が支配する非競争的序列社会であり、その序列はおかすことができない。(日本は後醍醐天皇と足利尊氏の争いで実力者が統治する競争社会を作る価値観が勝ち、秩序ある競争社会となる)
- 血統の一番上からの命令系統を「虎の威を借る」ようにしなけらば韓国人は動かない。上から下への命令で動くが 水平、あるいは下から上へはほとんど動かない。
(故にトップが変わるとガラと変わる)
- 韓国は今次の3つの思考が混沌として 混在している。
●血統序列思考(非競争的な縦の関係)
●実力主義思考(高度成長期の競争的な縦の関係)
●民主的思考(87年以降の平等な横の関係)
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