2.馬鹿にするな現実主義を |
私は戦前に、共産主義に憧れたり、支持した人は理解できます。当時の日本の現実を見たら、何とかしなくてはいけないと思うのも無理はないかと考えます。そして、一方で、当時の共産主義には実現されていない未来がありました。 私は、俗に言う団塊の世代ですが、ものごころついた頃から、当時の共産主義国のソ連、中国、北朝鮮などの生活が良いと思ったことは一度もありませんでした。計画経済なんて、個人の裁量が生かされず、つまらないと思ってました。むしろアメリカの自由の方に憧れていました。(アメリカは困った国、腹立たしい国と思うことはよくあります。でも世界にアメリカという国がなかったらと考えると寂しい国です。) もっとも、今でも共産主義を信じる人は、上記のようなソ連(今はロシア)、中国、北朝鮮などは本当の共産主義社会ではないと主張しているのかも知れませんが、それらの国も北朝鮮を除いて自由主義、資本主義の方向に舵を切っているように、戦前とは違って、実証済みのこと。 もちろん、資本主義が全ていいわけではありません。「光あれば陰あり」です。それが現実です。 だから、「どっちがいいか」「どっちがましか」だと思いますが、今の時代にも共産主義を信じている人は不思議です。 |
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