コロナウィルス(同期の理科系諸氏から)

 
マスクの洗浄再利用方法 衣笠幸夫
マスクの洗浄再利用方法(3/23追記) 衣笠幸夫
マスクの洗浄再利用方法(4/23追記) 衣笠幸夫
COVID−19(コロナウィルス)を正しく理解を  伊原昭男

マスクの洗浄再利用方法

衣笠 幸夫

新型コロナウイルス肺炎の蔓延に伴い、マスク不足が深刻になっているようです。

再利用によって、不足解消の一助としたく、私の知る限りと、ネット情報、周りの人々の知見も活用させていただきながら、知識を動員して、マスクの洗浄再利用方法を考えてみました。
単なる機械工学専門の私が、ネット情報その他から考えたことですので、同期の医学や薬学、色々な専門家の知見をいただき、より良いものに改善してゆければと考えます。以下、稚拙かもしれませんが、私の考案した再利用方法を記します。

問題なければ、同期のメンバに展開いただき、ご意見を伺いつつ、より良いマニュアルに改善してゆきたく、よろしくお願いします。いかがでしょうか?

  1. 洗面所に食器洗い洗剤を0.5%(1/200)に希釈した液を入れた容器(例えば洗面器)を置いておき、外出から帰り、手洗いする時に、マスクの表面を触らないように注意してその中に浸す。表面を触っても、その後すぐに手を洗うので大丈夫かもしれないが、蛇口の取手に触って水を出し、汚染された取手に触って水を止めると、手にウイルスがついてしまう可能性が残る。(例 洗剤:小匙1:2.5ミリリットル、水 500ミリリットル)
  2. 出来るだけ、洗剤を浸込ませ、マスクの厚みの中に泡が残らないように注意する。
  3. この状態で2分以上放置し(この2分間に、手洗い、うがい、目を洗う、洗顔などすれば時間の無駄がない)、水道水ですすいで干しておけば、かなりの回数使えそうです。(多分5回や10回は洗えるのでは?) (注)乾燥を急ぐ場合は、水を切った後、乾いたタオルに挟んで水気を切ってから干せば良い。

参考にしたネット情報など

<新型コロナウイルスの情報

新型コロナウイルスは石鹸水などに含まれる「界面活性剤」により不活化することができるそうです。
つまり、「外から帰ったら石鹸でしっかり手を洗う」ことが大事なのだとか。
また、喉や目などの粘膜からも感染するそうなので、うがいも頻繁にしたほうが良いそうです。可能であれば洗顔と目の洗浄も同時にした方が良いでしょう。

「手洗い」「うがい」で防げるなんて、ますます普通の風邪やインフルエンザと変わりありませんね。

<2003年のSARSコロナウィルス時のニュース>

感染研のSARS研究チームは、「直鎖アルキルベンゼン系」と「高級アルコール系」の界面活性剤をそれぞれ主成分とする中性洗剤2種類を水で様々な濃度に薄めた中に、SARSウイルスを2分間入れ、ウイルスを殺す効果を確認した。
すると、いずれもわずか0.5%の濃度で、「100万個」のSARSウイルスを退治。中性洗剤には薄めても十分に消毒効果があることがわかった。

マスクの洗浄再利用方法(追記3/23)

花王が「マスク(布)の洗い方」を紹介しています。 以下のような内容です。

  1. 標準濃度の洗剤で10分間浸漬。
  2. 塩素系漂白剤のキャップ7分目(15mLを水1Lに溶かした液にマスクを10分浸漬。
  3. 水道水を用い十分にすすぐ
  4. 清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る
  5. 形を整えて干す

この時のポイントは以下の通りです。

※重金属で抗菌を訴求しているマスクには、この洗い方は適しません。


今のところ私は前回紹介した方法の洗剤に浸しておく時間2分を10分に延長するだけで、次亜塩素酸は当面追加しないつもりです。(ゴム手袋着用など面倒なので)やる場合は、箸、トングなどを使おうかと考えている状況です。

会社として、公式に発表しているものですので、前回の私の提案より
(1)洗剤につける時間が長く(2分→10分)
(2)次亜塩素酸系殺菌漂白剤(商品名:ハイター、カビキラー、ブリーチなど)による殺菌過程(10分)を追加
など、殺菌をより徹底している点が異なります。

また、会社の公式見解なので、布マスクに限るなど、適用範囲を狭めている様子が伺えます。

「『使い捨てマスク』はウイルスをキャッチする性能が低下するため、基本的に、再利用はおすすめしません」との但書きが付いていますが、通常の『使い捨てマスク』の材質は「ポリプロピレン」であり、 洗浄によって劣化するとは考えられません。

ただし特別な「抗菌作用」を狙い、銀イオンやバナジウムなどの触媒を塗布したものなどであれば、その効力がなくなる恐れはあります。

またノーズフィット部分に金属針金(ステンレスならOK)を使用している場合は、次亜塩素酸ナトリウム系漂白剤により、錆びてしまう可能性がありますが、私の使っている使捨てマスクのノーズフィットはプラスティックのようです。

マスクの洗浄再利用方法(追記4/23)


ネットのニュースをチェックしていたところ、「使い捨てマスクは10回位洗っても、若干効果は落ちるが、ガーゼマスクよりまし」との記事を見つけましたので、展開します。

以前私が展開した内容が、あながち間違っていなかった事が分かり、安心した次第です。「マスク不足なんて怖くない!」

記事概要
製紙会社で約30年、不織布の研究に携わり、技術士(繊維部門)の国家資格を持つ奥恭行氏(58)は「使い捨てマスクなので洗えば当然、初期性能は落ちますが、不織布マスクは洗濯して使い回せる」と話す。
洗濯のポイントは「優しく洗う」こと。奥氏は「不織布を破壊するような強い力でなければ、手洗い(毛糸のセーターのもみ洗い)できます。洗濯機は言語道断です」。
三次元的に縫われる布に比べ、不織布は二次元的に繊維が並んでおり衝撃に弱いという。洗剤は除菌作用のあるものを使うのがおすすめ。洗濯後は、つるして乾燥させれば10回は使えるという。
この洗濯法は「アベノマスク」にも有効で、「布なら100回は洗える。飛沫(ひまつ)を防ぐだけならガーゼマスクで十分。不織布マスクは毛羽立ち気味になるが、布はなりにくい」と布マスクの有用性も説明した。

COVID−19(コロナウィルス)を正しく理解を(マスコミに踊らされず)

伊原 昭男

先ほど、ある人から「楽しみにしていたヨーロッパへのツアーをキャンセルした」との話を聞き、なぜそうなるのか、キャンセル料の問題でなく、不思議で仕方なくって、自分のことであるかのように、呆然とし、ガッカリしてしまった。(家内までも、第一声、「ええっ? なんで? ヨーロッパでしょう?」と )

日本以外は、アフリカも、アラブも、太平洋の小国も、いっしょなのかなあ?

どう考えても、変ですよ、 おかしい。
客観的な数値、データを冷静に見ると、どれも、今回の「COVID−19」より、インフルエンザの方が遥かに怖い、と示している。(日本だけが「新型コルナ・ウィルス」と呼んでいるが、公式的にはWHOが決めた、この「COVID−19」が世界標準呼称です)

インフルエンザは、すぐに高熱が出る、進行が極めて速くて、重症化・重篤化に向かう緊急性が高い。死者は老人・持病の持ち主に限らないし、死者の数は圧倒的に多い。(ドイツの友人からのメールで、「米国は既に(インフルエンザ)18万人」と、あった)

なんで、政府や報道が、COVID19 一色になるのか?
皆さん、もっと、生の「数字」を、正確な「データ」を、冷静に、客観的に、素直に、読みましょうよ。(安倍総理のパーフォーマンスやマスコミ報道に踊らされないで!)

今回のコロナウイルス (COVID−19) は そのうち通常のインフルエンザと同じような扱いになりますよ。 日本では、 通常のインフルエンザで、毎年1,5000人以上が亡くなっている。(詳細は後程)
世界では、毎年、インフルエンザで、50万〜60万人が亡くなっている。

因みに、戦前(1918年)の「スペイン風邪」では、5,000万人が亡くなった。 第2次世界大戦での死者と同じです。もっとも、医学の進歩は、当時とは比べ物にならないから、今回のCOVID−19に関して、スペイン風邪を引き合いに出すのは、愚の骨頂です。

今回のCOVID−19と、普通の インフルエンザウイルスとの 違いは何か ?

3、4年前、日本で大騒ぎした「デング熱(デンギ)」フィーバも同じでした。
熱帯から帰国したデンギ患者が、 日本で蚊に刺され、その蚊が増え、あったこっちにデンギを拡げた。また、よせばいいのに、その蚊の生息地が明治神宮の「なんとか池」だ、というところまでも突き止めてしまったから、さあ大変。池の周り、半径数百メートルを徹底消毒をして、昆虫もカエルもみんな殺してしまった。

しかし、デンギは、毎年恒例のように旅行者により日本に持ち込まれ、日本でも毎年100人以上が死んでいる。冬になるとその蚊は、日本の「寒さ」で死滅するからデンギは収まる。 あの年は、たまたま経路が分かってしまったから、マスコミも追っかけまわし、大騒ぎになった。しかし、あれだけ大騒ぎをしたけど、その年の死者は80名ちょっとで、普段の死者より少なかった。 その後も毎年、デンギで死んでいるけど、だーれも興味を示さない。

今回のCOVID−19は、熱はそれ程出ないし、死者は老人や持病を持ちがほとんどです 。

インフルエンザの方が、遥かに高熱が出て、緊急性が高い。インフルエンザで毎年、日本で亡くなっている人の数は、1,500人前後と言われてきたが、最近のデータは以下のとおり。

2016年 1463人
2017年 2569人
2018年 3325人
2019年も1〜9月の集計で、すでに3000人超。

COVID−19は、未知だから侮れないけど、重症化率はかなり低い。 特効薬もいろいろ急ピッチで試されている。

と言ったデータを見ると、インフルエンザの方が遥かに恐ろしいと思うのだが、政治屋(安倍首相)も、マスコミ報道もCOVID−19ばかり。
知人が「孫が高熱が出た」と騒いだがインフルエンザと分かって「安心」したという。(それって、馬鹿じゃあないの? 「逆だろう」と思う。世の中、この類いが多いですね。)

もう一つ、息子が送って来てくれたデータは以下のとおり。(一人の患者が、何人に移すかのデータです。)
   一人の患者が
何人にうつすか
 備考
MERS   0.75  
 Influenza  1.5  
 Ebola  2.0  
 COVID19  2.5  
 SARS  3.5  
 Mumps  5.5  おたふくかぜ
 Rubella  7.0  三日ばしか
 Smallpox  7.0  天然痘
 Measles  15.0  はしか

(オリジナルデータを転送できないのが残念ですが、グラフを僕の目で読んだ値です)

COVID−19の感染力、感染スピードは、僕もインフルエンザより遥かに大きいと思っていたけど、これを見ると、世界的なデータでは、そうはなっていない。 (はしかの感染力は、超バカでかい)


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