15 ドバイ Date:5/21/2004-Fri-7:53:40-PM
ドバイ。アラブ首長国連邦の主要都市。
イラクで身柄拘束された日本人3人が解放後日本人に帰る途中に立ち寄った場所。
それで思い出した。
20年以上前にヨーロッパ南回り空路の途中にトランジットで寄ったことがある。
砂漠の中の空港でこんな所に何で空港があるのか不思議に思った。
ただ免税店でウィスキーがえらく安かった。
当時は今と違いスコッチは結構威張っていて、もうよくは憶えていないが日本国内でジョニ黒が7、8000円位、ジョニ赤が4000円位したのではなかろうか。
他の物価と比較したら高価で、海外旅行のお土産の定番だった。
このドバイでは何と1本500円。当時のレートで1ドルが250円位だったと憶えているが、そうすると1本2ドルということだった。
「イヤー安い。ひょっとして石油でも混じっているんでは」なんて話し合っていた。
当時も今も酒類の免税範囲は一人3本までだが、今では日本で安く買えるのでお土産に買ってくる人は少なくなった。
ランクが上の高いウィスキーやブランデーは別だが。
それに最近はウィスキーってあんまり飲まなくなったのではないだろうか。
「毎晩1本」とか「半分に減らした」なんて言ってる人も身近にはいるが極例外でしょう。極人だな、Mは。
海外旅行土産の価値があった頃、スコッチのシングルモルトでグレンフィディックという銘柄のウィスキーが気に入っていたことがあった。香港に行ったときに土産として6本買ってきた。私の免税範囲の3本と妻の範囲の3本。このグレンフィディックは紙箱入りではなくスチールの丸い缶、つまりは円筒形の缶に入っている。それもあって6本ぶら下げると重いのなんのって腕が抜けそうになった。
あの頃のなごりのせいか、土産に貰った高そうなウィスキーやブランデーがもったいなくて飲めない。それらがサイドボードで頑張っている。
カミュのナポレオンのいわゆるブック。ローヤルサルート。なんだか分からないがゴルフのドライバーの形の陶器製の容器に入っているウィスキー。
こんなのいつまで飾っておかなきゃならないのだろう、と思いつつ栓を抜けないセコさに苦笑い。