18 オーストラリア グレート・バリア・リーフ
Date:7/17/2004-Sat-5:21:15-PM
サー夏だー!海だー!
という訳で今回は南の珊瑚礁に囲まれたオーストラリア、グレート・バリア・リーフの話。
とは言っても南半球は今は冬だけど。
グレート・バリア・リーフはオーストラリア大陸の東北部沿岸に沿って約2,000キロも続く珊瑚礁の帯。
海岸から珊瑚礁の帯までは何十キロもあり、その内側が静かな内海ということになる。
ここでダイビングだのフィッシングだのが楽しめる。
その玄関口がケアンズ。
バブルの頃は街中のホテルが日本資本になってしまったと噂された町。
なんでこんなところに出かけたかよく分からない。仲間の誰かの希望だろう。
行った季節は5月。日本では初夏だがあちらでは秋。
着ていった服が冬用だったので露天のマーケットでキャップ、Tシャツ、トランクス、ビーチサンダルを買いそろえた。2,000円でリゾート風に変身。
何をするかというとシュノーケリングをするのだそうだ。
私は、子供の頃から強度の近視なのでメガネを外すスポーツはカラキシ。
若い頃サーフィンをしたいと思ったが諦めた。来る波が見えなきゃ乗れるわけがない。
スケートボードが出始めた頃、これならメガネをかけたままでOKだと早速買い込んでやってみた。
朝早く、人のいない県庁前のスロープだの文化会館前の坂道だので。
何てったって20歳はとうに超えた年齢だから人前では恥ずかしい。
いい年こいて公道でひっくり返るのは辛いものがあるのよ。
スキーと違って転ぶとえらく痛いし。
うちの駐車場でやっててボードから落ちて、弾みで四つ足になったまま駆けてトタンの塀に頭から突っ込んだときは我ながら情けなかった。まるで犬。
それに到底サーフィンの代わりにはならない。
で直ぐに止めた。
西海岸ブームの頃で、巷に流れていたのがイーグルス。今度来日する。聴きたい気なんてないだろうナー?
「TEQUILA SUNRISE」なんて良いんだけれど。
そんなことからダイビングだのシュノーケリングだのは到底駄目だと思っていた。
ケアンズから高速船に乗って沖合の基地まで出かけた。
海の上に大きな台船のような物が浮いていて、ここでダイビングだのシュノーケリングができ、観光用の潜水艦もあり、レストランもあって一日中遊べる仕掛けになっている。
ここで初めてシュノーケリングを試した。
シュノーケリングは、水中メガネを掛け、メガネのバンドの部分に付いたJ型のパイプの端をくわえて空気を吸う単純な仕掛けだけど結構楽しめる。少しは潜ることもあるが大体は水面に浮いたまま下を見ながら漂って、水中の魚を見る。
この時はライフジャケットをつけていたので溺れる心配がまるでない。
水中だと屈折率の関係で物が大きく見えるのでメガネなしでもそれなりに楽しめた。
このスポットでは魚の餌付けをしているので魚はワイワイ集まっている。ナポレオンフィッシュまでいた。仲間がパンくずを与えようとして指先に噛みつかれ怪我をした。
5メートルくらい下の水底には体験スキューバ・ダイビングの連中だかが固まって沈んでいる。上から見てると全く楽しくなさそう。「こいつら、あんな底でじっとしていて岩みたいで何がおもしろいんだろう。馬鹿なんじゃないの」と思える。
あっちにすれば「これは最初の辛抱で、そのうち一人で泳ぎ回れるようになる。そうなったらこっちの勝ちだ」ということかも知れない。
シュノーケリングはただ上から魚を見るだけなのに対してスキューバ・ダイビングは魚と一緒に泳ぐという違いか。
これで味を占めてハワイでもシュノーケリングをするようになった。でも、この間は一緒に行った千葉高の同期生ととうとうスキューバ・ダイビングに挑戦した。
やっぱりこっちの方がはるかに奥が深く楽しめそうだ。