西アジア

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28 トルコ イスタンブール Date:3/18/2002-Mon-4:48:02-PM 

シルクロードのローマと長安の中継点、イスタンブール。
ヨーロッパとアジアの分岐点あるいは接点。旧名、コンスタンティノープル。
オリエント・エキスプレスの終着点。

ヨーロッパとアジアを分けるのがボスポラス海峡で、イスタンブールはトルコだから海峡の東側だと思っていたら、イスタンブールはボスポラス海峡を挟んで両側にまたがっていた。と言うより主たる街、建物は西のヨーロッパ側だった。

なだらかな丘にイスラム教のジャミィ(モスク)とミナレット(尖塔)が立ち並ぶ。落ち着いたしっとりした情緒のある街。

昔から、トルコ人は自分たちは本当はヨーロッパ人として分類されるべきでアジア人として分類されることに納得出来ず、時々世界を相手に大暴れをするのではないかと思っていた。少なくともイスタンブールを見る限りはヨーロッパの一部だと思える。但し、ヨーロッパと言っても独特だしイスラム色がきついが。

イスタンブールのバザールの近くで外国人観光客相手の路上のお土産売りから1,000円でトルコ絨毯を1枚買った。2,000円のを値切って。70センチ×110センチ位の薄いブルーの柄の良い物で一目で気に入った。

現地の観光ガイドに「あれは真っ赤な偽物なので、日本に帰って、トルコ絨毯を買ってきたとは決して言わないで下さい」と頼まれた。

勿論偽物とは承知の買い物だが、家の愛犬用の敷物にちょうど良いと思って買ったわけ。

家で愛犬に無視され、家族にも無視されて、現在では私が使っている。


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