6 オーストラリア Date:8/9/2001-Thu-6:24:22-PM
1 エアーズロック
旅に出て現地や実物を見ると、事前に予想していたり考えていたことと全く違っていてビックリしたり、ガッカリしたりすることは多い。と言うよりその方が普通で、だから次から次に旅に出たくなるのでしょう。
オセアニア大陸の真ん中にエアーズロックと言う岩山がある。大きな砂漠の中に突然ドーンと鏡餅みたいな丸くて平べったい一枚岩があり、まるで地球の「でべそ」。どうしてこんな岩が出来たのか不思議でした。
と思っていたんです。
ところが、丸いのはこちらから見た場合で反対側からは別に丸くはない。普通の岩山風でデコボコしている。こちら側というのは観光写真あるいは観光場所の側だ。
日本人は、富士山を見慣れているから、ああいう山を見ると周囲全部が丸いと無意識に思ってしまうのでは。
2 アポりジニ
危ない話かも。誤解されるかも知れない。
シドニーの街の公園で現地の人アボリジニが数人で酒を飲んで騒いでいた。平日の昼間。茶色の紙袋に酒瓶を隠すようにしていたので、おおっぴらに公園で酒を飲むことは当地では禁止か、避けるべきことのようだった。でもおおっぴらで、むしろ周囲の人の目を引きつけるように意識的に騒いでいるように見えた。
働いてはいないのだろう。政府から彼らの土地の賃料等が払われていると聞いたし、援助もあるのだろう。働く必要もないのだろう。
アボリジニの長老が死去し、聖地のエアーズロックが観光客の立ち入り禁止になったのは最近の話で、観光当局は困惑していたようだ。
彼らは大地で生活する人なので、髪、顔色、服装等に特色がありすぎる。こう言ってはいけないのかも知れないが、日本のホームレスが公園で固まって酒飲んで騒いでいるのと全く変わらない。大地がホームだからホームレスではない。しかし、基本的には同じなのでしょう。
差別的発言をしているつもりはないが、そう取られる可能性を意識はしている。
アボリジニが昼間から酒を飲んで騒いでいられるのは差別の逆の優遇政策からではないかと思えてしまう。金銭的な援助を与え、酒を飲んで騒いでいるのを見て見ぬ振りをしているように感じた。
政府が、アボリジニの人権について非常に気にしていることはシドニーオリンピックでもよく分かった。むしろ腫れ物に触るようにしていたと思った。キャシー・フリーマンがスター役だったのが象徴的で、金メダルは政府に対する金メダルのようにも思えた。
だけど、私は、シドニーの街の公園の光景が忘れられない。
3 おまけ
キャシー・フリーマンで思い出したけど、最近の陸上競技や水泳で人体を覆う光るようなスーツが増えているけど、あれって変じゃない?
スーツで多少でもタイムを良くしようというのだろうけど、ずるくない?昔は、せいぜいスキンヘッドくらいだったけど。
陸上の短距離や、水泳は裸か、極力裸に近い格好で戦った方が平等じゃないか?
陸上の短距離は裸足でやってもいいと思うけど。そのうち足の裏にシリコンいれて靴底のようにする奴もあらわれるかも知れないけど。
棒高跳びの棒はどうなっているの?あの競技はつまるところ棒が戦っているのではないの?